いまや、持っていて当り前の携帯電話。複雑な料金プランや携帯電話会社の数の多さに混乱しているという人も多いのではないでしょうか??携帯は、とりあえず通話とメール、LINEや検索機能だけ使えればいい。用語や「昨今よくニュースで出てきた携帯料金引き下げ」などにいまいちピンときていない人のために「今さら聞きづらい携帯電話に関する基礎知識」を解説していきます。
今回、この記事を担当する私も携帯電話の料金プランは面倒でちゃんと見たことがありませんでした、フリックなどの基本操作もまったくできないといった携帯音痴の一人。そんな携帯音痴の私が今まで目を背けてきた用語や仕組みについてガッツリ解説をしていきます。
目次
基礎知識:携帯電話 今さら聞けない用語について
携帯電話のキャリアとは??キャリア、格安SIMの違いについて
「3大キャリア」「大手キャリア」がドコモ、au(KDDIグループ)、ソフトバンクを指すことからなんとなく携帯会社を指す言葉というのは分かるかと思います。英語の「carrier (運び手)」を語源とし携帯電話会社をキャリアと呼ぶようになりました。キャリアは別名「MNO(=Mobile Network Operator)」と呼びます。日本でキャリアと呼べる会社はドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4社となります。ドコモやau、ソフトバンクは本体のサービスとは別に廉価版のブランドも持っていますのでそれらブランドもキャリアに含まれます。具体的には「ahamo(ドコモ社)」「povo(au社)」「LINEMO(ソフトバンク)」「ワイモバイル(ソフトバンク)」「UQmobile(ソフトバンク)」。
MNOに対して対してMVNO(=Mobile Vertual Network Operator)という言葉ともあります。MNOに対してMVNOの違いは自社の通信網を持たずキャリア4社(MNO)のいずれかの通信網を借り通信サービスを提供している会社を指します。MVNO会社を一般的にはキャリアとは呼ばないことが多いです。格安SIMという言葉もありますがこれは3大キャリア会社よりも安い料金で携帯電話サービスを提供している会社・サービスを指すのでキャリア(MNOかMVNOであるか)であるか否かは関係ありません。格安SIMでも上述の「ahamo」や「povo」は自社通信網を持っていますのでMNOに分類されキャリアに含まれます。
デバイスとは??デバイスは「情報端末デバイス」と「周辺機器デバイス」の2種類。情報の出し入れをするための機械
デバイスとは日頃使っているパソコン、スマートフォン、タブレットそしてマウスやキーボードなどの演算や情報を検索、情報の出入力を行う際に使用する装置全般をデバイスと呼びます。
デバイスには①情報端末デバイスと②周辺機器デバイスの2つがあり、パソコン、スマートフォン、タブレットのように単体でインターネット検索や情報の保存などができる機械を「情報端末デバイス」もしくは単に「端末」と呼びます。一方「周辺機器デバイス」は情報端末デバイスと繋いで補助的な役割を担う装置のことを指します。USB端子などを使って接続して使うキーボード、マウスやスピーカーやwi-fiを使って接続するプリンター、マイやレスイヤホンなどを指します。
タブレットとは??PCとスマホの違いは??
「小さい携帯電話がスマートフォンで大きな画面のものになるとタブレット?」とかな、という理解の人も多いのではないでしょうか??率直に言ってその理解で正解といえます。タブレットはスマフォとPCのちょうど中間となる機器です。
厳密にはA4~B6サイズのタッチ式デジタル機器を指します。タブレットには大きく内部のプログラムソフトの違いで4種に分けられています。「iPad」「Androidタブレット」「Windows タブレット」「その他」の4つです。iPadはApple社が作っているのでデザイン性の高さや使いやすが人気のタブレット、一方、Windowsタブレットはマイクロソフト社が作っているタブレットとなるのでエクセルやワードなどのビジネスでよく使うソフトとの互換がよいのでビジネス向きタブレットです。
タブレットのデメリットな点とおすすめの利用シーン
【タブレットのデメリットな点】
- 通話機能がない
- タッチ入力なので長文入力に向かない
【タブレットのおすすめ利用シーン】
- 動画の視聴、電子書籍、マンガを読む
- タッチペンを使ったデジタルメモ、デジタルアート制作
- Web会議やビデオ通話
- 店舗レジとして使用(タブレットPOSシステム)
タッチ式デジタル機器のタッチ操作の名称5種
パソコンの「クリック」「ダブルクリック」「ドラッグ」のようにスマフォやタブレットのように液晶画面を操作する方法(タッチの仕方)にも数種類の方法があります。
- タップ・・・画面に1回だけ軽く触れてすぐに離すタッチ操作。アプリの起動など基本操作時に使用するもっとも使用頻度が高い操作。
- ダブルタップ・・・画面を素早く2回続けタップするタッチ操作。写真画像やマンガアプリなどの画面の拡大をしたいとき行う操作。
- 長押し・ロングタップ・・・タップを長くし続けるタッチ操作。「タッチ&ホールド」ともいう。アプリのアイコンの移動や文章コピーなどのツールバーを呼び出す際に行う操作
- スワイプ・・・画面を左から右、上下などへゆっくりなぞるようにタッチ操作。画面の行きたい方向へスクロールをしたり、次の画像を表示したいときなどに行う操作
- ピンチアウト・ピンチイン・・・親指と人差し指など2本の指で拡げたり、縮めるような行うタッチ操作。拡げる操作を「ピンチアウト」、縮める操作を「ピンチイン」と呼びます。地図や写真の拡大や縮小などを行う操作。
複雑するぎる携帯電話料金について
携帯電話の料金は基本の使用料と従量課金(使えば使うもの高く)もの大きく2つとなります。また、各社の契約プランが複数あるためまずは料金に関わる基礎知識をまずは理解しないと最適なプラン選択を行うことはできませんので、ここでは携帯電話料金の仕組みについて解説を行っていきます。
携帯電話料金の明細・内訳書について
明細内訳書の項目としてあるのは以下が一般的なものとなります。
- 基本使用料・・・毎月払う携帯電話の使用料。複数のプランがある携帯会社が多く、プラン毎に異なるためのどのプランを選択するかによって異なる。
- 通話料・・・通話時間にように従量課金される料金。日本国内で使用する場合には電話を掛けた側が料金を支払う、海外で携帯を持っていき電話に出ると(受話)、受信側も課金さることがあるので注意。
- パケット通信料・・・電話以外のデータ通信量に応じて課金される料金。データ通信とはメールの送信・受信、アプリのDL(ダウンロード)や動画サイトの閲覧などを行うことで発生するデータのやり取りを指します。Wi-Fi通信(固定回線と接続して携帯回線を経由せずデータ通信を行う方法)を行うとこれらのデータ通信によるパケット通信料金は発生しません。
- オプション定額料・・・通話やアプリなどの基本的な携帯サービスとは別の留守番電話、転送サービスなど付加機能を契約したい際にかかる料金です。契約(申込をすると)そのサービスを使っているか否かに関わらず毎月料金の請求が発生します。
- 情報量・・・有料サイトやゲームの購入やゲーム内で課金などをした際に発生する料金となります。
- ユニバーサルサービス料・・・電話番号ごとに課金される料金。2022年1月から1回線あたり月額2円がかかっています。
G(ギガ)やM(メガ)などのデータの量を指す言葉が携帯やパソコンでは出てきます。携帯でよく出てくる場面としては主に2つで「①データの保存できる容量」と「②パケット通信の総量」といった場面でよく出てきます。携帯電話料金プランでポイントとなるのでは主に②データ使用量の方となります。携帯でオンライン会議などを行ったり、youtubeなどの動画を視聴することが多いという人はデータ使用量が多くなるので高めのプランを選択する必要があります。
3大キャリア 新料金プラン(ahamo、povo2.0、LINEMO)
ahamo | povo2.0 | LINEMO | |
データ容量 | 20GB/月 | 自由に選択可能 | ・3GB/月 ・20GB/月 |
月額料金(税込) | 2,970円 | 0円 別途トッピング料 |
・3GB:990円 ・20GB:2,728円 |
国内無料通話 | 1回5分かけ放題が無料 | ・1回5分かけ放題:550円 ・完全かけ放題:1,650円 |
・1回5分かけ放題:550円 ・完全かけ放題:1,650円 |
公式サイト | ahamo公式サイト | povo2.0公式サイト | LINEMO公式サイト |
ポイント
・ahamo
料金プランが1つだけというシンプルなもの。国内通話5分無料。
・povo2.0
月額基本料金が無料であり、必要に応じてトッピングを追加するといった料金体系。プランの組み立て方によっては3社の中で最安値で利用が可能となります。
・LINEMO
LINEのメッセージや音声通話、ビデオ通話のデータ使用量が掛からないといった特典があります。