荷物の少ない部屋をスッキリさせたいときに便利なのがトランクルームサービスです。コンテナのトランクルームを目にしたことがある人も多いと思いますが、最近は段ボール一つから荷物を預かってくれる宅配トランクルームサービスが増えています。
コンテナトランクルームだと部屋の広さによって料金が異なり無駄なコストがかかってしまいますが、宅配だと預けた段ボールの大きさや個数で料金が決まるので無駄なコストがかかりません。また、荷物は作業員が家まで受取に来てくれたり、取り出したいときも自宅まで届けてくれるのでとっても便利。
今回は宅配トランクルームサービスについて詳しく解説をしていきます。
目次
- 1 トランクルームのタイプは「屋外」「屋内」「宅配」の3タイプ
- 2 宅配トランクルームはこんなときに便利。どんな人が使っているのか?
- 3 宅配トランクルームおすすめ7社はここ!!
- 3.1 宅トラ:少量の荷物預け入れに便利な宅配トランクルーム
- 3.2 サマリーポケット:月額275円~不要になったらヤフオク処分もできる宅配収納サービス
- 3.3 Risoco(リスコ):阪急阪神東宝グループが運営する宅配トランクルーム
- 3.4 サブクロ:衣替えの服や靴を預けるのに便利な宅配トランクルーム
- 3.5 キュラーズ:オプションで荷物の出し入れを依頼できる室内トランクルームタイプ。オリコン顧客満足度1位のQuraz
- 3.6 ハローストレージ:オプションで荷物の出し入れを頼めるコンテナトランクルーム。9万室以上の業界最大手トランクルーム
- 3.7 加瀬のレンタルボックス:24時間出し入れ自由全国1,700か所展開
- 3.8 トランクルーム活用のメリットとデメリットは??
- 3.9 宅配トランクルームを利用するメリット
- 3.10 宅配トランクルームのデメリット
- 4 まとめ
トランクルームのタイプは「屋外」「屋内」「宅配」の3タイプ
トランクルームと一言でいっても保管場所・保管方法の違いによって「屋内トランクルーム」「屋外トランクルーム」「宅配トランクルーム」の3つに大きくわけることができます。それぞれの違いを解説していきます。
屋外トランクルームとは?一般的にイメージされるコンテナタイプのトランクルーム
屋外トランクルームは駐車場や空き地にドアのついたコンテナ積み上げ荷物の保管場所として提供しているタイプです。トランクルームと聞いて一番にイメージされるのがこのタイプで、皆さんも一度は見かけたことがあると思います。
コンテナを使用していることから「コンテナトランクルーム」などとも呼ばれています。コンテナではなく一軒家のガレージなどをトランクルームとして貸し出している場所のこと「ガレージ倉庫」と呼んだり、オートバイ程度の駐車するスペースを貸し出す「バイクヤード」とも呼ばれています。
一つ一つの部屋にドアがついているので屋外トランクルームと呼ばれています。
屋内トランクルームとは?ビルやマンションの一室をトランクルームとして利用したもの
ビルやマンション内の一室を倉庫スペースとして提供しているのが「屋内トランクルーム」です。
屋内トランクルームの特徴としてフロア全体の空調が管理されているので室内の温度、湿度が一定に保たれているので屋外トランクルームよりも保管したアイテムを良い状態で保管することができます。
冷暖房など空調設備が備え付けられているため屋外トランクルームに比べ料金が高めというデメリットがあります。
宅配トランクルームとは?段ボール単位で荷物を預かってくる。保管は業者が厳重に管理してくれる
最後に宅配トランクルームについては専用の段ボールにモノを収納し預かってもらうという形態のトランクルームです。トランクルームという言葉で使われますが、専有の場が提供されるというのではなく荷物の入った段ボール単位で預かってもらうことができるタイプの荷物お預かりサービスです。
段ボール一つから預かってくれるというのが特徴で、また、荷物の預け入れ、取り出しは配送業者が自宅まで来てくれるため荷物を運ぶ手間がかかりません。
宅配トランクルームはこんなときに便利。どんな人が使っているのか?
お金を払ってまで普段使っていないトランクルームを活用するメリットはなんなのでしょうか?また、実際にどんな人が使っているのかまとめました。
こんな人におすすめ
- 近所のトランクルームを探すのが面倒
- 使用頻度の低いモノが家にあふれている人
- 部屋をすっきりとさせたい人
- 衣服の量が多い人
- 引っ越しのための一時保管(引越し日や入居タイミングの不一致)したい人
- 趣味グッズが家にあふれている人
- モノを捨てたくない人
引越しやリフォームで荷物を一時的に保管する場として利用したり、肩身の狭いパパが趣味アイテムの保管場所として活用しています。
女性の場合は自分のものだけでなく子どものものなどアイテムが一番多くなる40代女性の利用者率が高くなっています。
上記にあてはまる人でも次の人は宅配トランクルームよりも屋内トランクルームまたは屋外トランクルームを利用した方がコストが安くなるので合わせて確認してみて下さい。
こんな人は屋内・屋外型がおすすめ
- 長い期間荷物を預けたい
- 急に(2日以内で)荷物を必要とするケースがある
- 荷物の量が多い(ダンボルールで5箱以上)
- 趣味部屋として使いたい
宅配トランクルームおすすめ7社はここ!!
段ボール1つからでも荷物を預けることができる宅配トランクルーム6社を紹介していきます。
宅トラ:少量の荷物預け入れに便利な宅配トランクルーム
宅トラは自分で倉庫に行って荷物の搬入や搬出の手間がなく、自宅玄関までクロネコスタッフが集荷、お届けをサポートしてくれる宅配トランクルームサービスです。荷物はクロネコヤマトの倉庫で定温(20℃~25℃)、定湿(55%~65%)で管理してくれます。荷物が少ない人や自宅に車がない、高齢の方におススメです。また、既にトランクルームを利用している人でも時期によって預ける荷物の量にムラがあって大き目な部屋を借りてしまっているとい人にもおススメで、預かた分の料金しかかからないので結果的にお得になる人も多い。
宅トラの特徴
- 自宅まで荷物の集荷、お届けをしてくれる
- 段ボール単位、カーゴ単位での料金となるのでコスパが高い
- 荷物の保管はクロネコヤマトの倉庫で空調管理され保管
サマリーポケット:月額275円~不要になったらヤフオク処分もできる宅配収納サービス
サマリーポケットは倉庫への搬入や搬出の手間の宅配収納サービスです。特徴として急に荷物が必要になったという際には最短翌日には荷物を届けてくれるというスピード感が魅力です。荷物の管理もワインや美術品など管理を行っている寺田倉庫が管理、24時間365日温度・湿度ともに管理してくれます。荷物が少ない人や自宅に車がない、高齢の方におススメです。また、既にトランクルームを利用している人でも時期によって預ける荷物の量にムラがあって大き目な部屋を借りてしまっているとい人にもおススメで、預けたけど不要になったものはヤフオク出品で処分といったことも可能です。サマリーポケットの独自調査では都内大型トランクルームと比較して料金体系は約75%OFFの価格になっているという調査結果があります。
サマリーポケットの特徴
- 面倒な契約一切なし。「荷物を箱に詰めて送るだけ」
- スマホで自宅まで荷物の集荷、取り出し手続き完了
- 預けた荷物は1点ずつ写真管理。スマホで確認できる
- 預けて不要になったものは「おまかせヤフオク!出品」で最短5秒で出品も可能
Risoco(リスコ):阪急阪神東宝グループが運営する宅配トランクルーム
risocoは阪急阪神東宝グループが運営する宅配トランクルームサービスです。宅配トランクルームは長期保管だと保管料や取り出し費用がかかり割高になってしまいますが、risocoの特徴として1年以上の保管をすると取り出し費用を無料しているのが特徴の宅配トランクルームです。
サービス内容は20㎏までならなにをいれてもOKな「risocoボックス」と本の整理に便利な「risocoブックス」の2つサービスがあります。
料金体系はほとんど同じで箱代が275円/箱と基本の保管料が330円/箱となっています。
risocoボックスには通常の箱の1.5倍のラージサイズも用意されていてラージサイズの保管料は440円のプランもあります。
また、risocoブックスにオプションでなにを預けたか1冊登録してくれるサービスや1冊1冊にビニールフィルムをかけて本を守るサービスもあります。
risocoの特徴
- 利用前に会員登録→利用する箱を購入→荷物を詰めて集荷依頼
- スマホで自宅まで荷物の集荷、取り出し手続き完了
- 最短翌営業日に指定場所へ取り出しも可能
サブクロ:衣替えの服や靴を預けるのに便利な宅配トランクルーム
サブクロは服や靴の収納に特化したトランクルームサービスです。室内トランクルームでも珍しいクローゼットサイズの小さめの部屋の提供をしている会社です。
宅配トランクルームサービスではハンガーにかけた状態で服を預けたり、ブーツやヒールなど様々な形がある靴を預けるのに便利な専用の保管ボックスを提供しているのが特徴です。
サブクロの特徴
- 屋内クローゼットタイプの料金は月額13,980円(税込)
- ハンガーで服を収納できるボックスタイプ「サブクロハンガー」の料金は月額4,000円(税込)
- 中板が自由に動いてブーツも収納できるボックスタイプ「サブクロシューズ」の料金は月額4,000円(税込)
- ボックスタイプは2つ同時申込で割引の6,000円(税込)
キュラーズ:オプションで荷物の出し入れを依頼できる室内トランクルームタイプ。オリコン顧客満足度1位のQuraz
主要都市で展開しているキュラーズ。東京の他、神奈川、千葉、札幌、新潟、名古屋、大阪、広島、福岡の67店舗あるトランク―ルです。67店舗中47店舗が東京となるので東京でトランクルームを探している人にはおススメな会社です。
キュラーズの特徴
- 室温管理された快適収納空間
- 無料シャトルで荷物と人をお迎え(1回1.6畳分 東京・神奈川・大阪のエリア限定サービス)
- 宅配サポート(荷物の送りも取り出しも自宅まで来てくれる ※有料)
- 無料駐車場完備(東京の八丁堀店以外)
- シンプルな料金体系 事務手数料・更新費用がかからない
キュラーズのトランクルームの特徴として最新鋭の設備を備えているので空調などの預ける室内環境の高さや無料シャトルや宅配サポート、駐車場を無料で利用できるなどのトランクルームを利用していくうえでこんなサービスがあったらというものを多く採用している点が顧客満足度1位(※オリコン顧客満足度ランキング総合1位)になっている理由といえます。
また、料金体系は宅配サポートのようなオプションメニューは別途追加していく形となりますが、基本は「場所を決める」「広さを選ぶ」という2段階で月額料金は決定されます。
キュラーズの料金体系の確認は「店舗」を選び「広さ」を決定することで確認ができます。
例1)中野駅近く⇒広さ1畳分 ⇒「キュラーズ中野店 1畳あたりの月額料金 10,780円」となります。
例2)目黒駅近く⇒広さ1畳分 ⇒「キュラーズ目黒店 1畳あたりの月額料金 14,420円」となります。
また、どんな室内になっているのかなどの店舗の見学も受け付けていますので、まずは店舗の見学予約をして話を聞いてみるといいでしょう。
ハローストレージ:オプションで荷物の出し入れを頼めるコンテナトランクルーム。9万室以上の業界最大手トランクルーム
ハローキティをキャラクターにした看板が目印のハローストレージ。物件数が業界最大数なので近場でトランクルームを探す際の最有力候補。展開地域としてても全国45都道府県で展開(ない地域:岩手、沖縄)。屋外トランクルームが全国60,000万室、屋内トランクルームが首都圏を中心に17,000室、その他トランクルーム専用に設計された1軒家タイプやバイクヤードタイプなどを揃える。
また、荷物の出し入れを頼める「ハロー宅配便(有料)」や整理収納アドバイザーの派遣などのサービスも提供している。
ハローストレージの特徴
- ハローキティちゃんの看板が目印
- 全国35都道府県 10万室を持つ最大手
- 室内(17,000室)、室外(60,000室)、バイクヤード、1軒家タイプなど豊富な種類
- 荷物の出し入れ依頼サービス(ハロー宅配(23,000円~))
室数日本最大規模のハローストレージ。トランクルームを運営する企業としては唯一株式上場(東証二部)している会社です。
加瀬のレンタルボックス:24時間出し入れ自由全国1,700か所展開
加瀬倉庫は全国36都道府県(ない県:山形、福島、山梨、岐阜、京都、和歌山、島根、岡山、広島、山口、長崎)に展開している大手レンタルボックス会社となります。室内・室外・バイクヤードの3タイプのトランクルームを選択することができます。室外タイプは鍵を契約者が保管するので24時間いつでも荷物の出し入れが可能、室内タイプでの24時間セキュリティ完備されているのでこちらも24時間いつでも出し入れ可能というのが特徴です。一般的に室外タイプの方が月額費用が安く、さらに2階のコンテナを選択すれば1階よりもさらに安く利用が可能です。
室内タイプは通気性を意識したメッシュ天井になっていたり空調管理は万全となっています。10帖を超えるような広いスペースの貸出も行っています。
加瀬倉庫の特徴
- 室内・室外・バイクヤード 3タイプから選択が可能
- 全国36都道府県 1,700か所以上を持つ大手
- 10帖以上の大型スペースの提供もあり
- 運搬サービスなども提供(有料)
京都や長崎といった大きな都市でサービス展開がなく、関東(特に東京、神奈川、千葉、埼玉)で多くの店舗展開をしています。関東圏の方でレンタルボックス検討の方は近場に加瀬倉庫があるかもしれません。
トランクルーム活用のメリットとデメリットは??
宅配トランクルームを利用するメリット
宅配トランクルームのメリットとしては自宅の生活空間が広く使いたい人に便利なサービスです。普段あまり使わないアルバムや大量の書庫、場所を取るキャンプグッズなどを保管する場所として利用されています。
1箱から預けることができ、自宅まで作業員が荷物の受渡しに来てくれるので気軽に利用することができるのがメリットのサービスです。
宅配トランクルームのメリット
- 基本全国対応なので場所の確認などがいらない
- 自宅まで作業員が荷物の受取に来てくれる
- あまり使わない細かなものを整理に便利
- 普段あまり使わないモノ、大事なモノ、思い出のモノを捨てずに済む
- 長期だけでなく1ヶ月だけ保管することができる
宅配トランクルームのデメリット
宅配トランクルームのデメリットとしてはコンテナタイプのトランクルームなどに比べると料金は割高です。荷物がたくさんあるという人はコンテナタイプの方が良い人もいます。
目安となるのは段ボールにして5~7箱など一部屋分ほどの荷物を保管したい場合です。また、段ボールに入らない大型の家具などを預かってくれる会社は限られてきますので注意して下さい。
その他のデメリットとしての急に荷物を取り出す必要があっても1~3日ほどの時間がかかってしまうことです。コンテナタイプであれば24時間荷物の取り出しなども可能なので急に必要となるものを預かるのはリスクがあることを事前に知っておきましょう。
宅配トランクルームのデメリット
- 毎月の料金が発生する。
- 使いたいときにすぐに取り出すことができない。
- 屋内・屋外トランクルームよりも割高
まとめ
少量の荷物の整理に便利な宅配トランクルームサービスの特徴や具体的な会社を紹介してきました。最近はやりの住宅は収納スペースが少ないタイプのマンションなどが増えていてモノをあまり持つことができないような住宅になってしまっています。こういったサービスを活用し、すぐにモノを捨てるのではなく大事に最後まで使い切るということも選択肢の一つとして考えてもらえるきっかけになったらうれしいです。