事業を行う上で強い味方になってくれる税理士さん。必ず税理士をつけなければいけないということはありませんが、事業を大きくなって利益が大きくなれば欠かせない存在となるのは間違いありません。
しかし、経営者の多くは「今の税理に満足している」のはたった8%というデータがあります。
みんな税理士どう選んでいるのか?税理士を変更したいと思ったときにどうしたらよいのかについてこの記事では紹介していきます。
目次
知り合い、紹介の税理士に依頼している経営者が約半数
税理士紹介サイトを運営するPOLA-RISの経営者へのアンケートによると約半数の45%の経営者が「知人や知人の紹介によって税理士を決定」と答えている。紹介会社やネットを活用して「積極的に探している人は31%」と3割ほどしかいないことが分かります。
税理士の決定の経緯
現在お付き合いされている税理士はどのように探しましたか?
- 知人からの紹介 38%
- 税理士会・商工会の紹介 21%
- 取引先からの紹介 7%
- インターネットで探した 18%
- 紹介会社の利用 13%
- その他 3%
税理士に関する経営者アンケート POLA-RIS (https://www.tax-concierge.net/question/)
税理士の決定の経緯として紹介が7割以上を占めています。税理士は会社経営において大事の相談役として重要です、専門性や年齢、相性など慎重に決定することがとても大切です。
しかし、経営者の多くは税理士の人脈は多くないことがこのアンケートから分かります。
今の税理士さんへの満足している経営者はわずか8%!!
続いて現在の税理士への満足度についても見ていきましょう。
7割の経営者が税理士に対して「どちらともいえない」という回答し、「満足している」という回答はわずか8%という結果になっています。
前述の通りほとんどの税理士は知人などからの紹介なので「満足はしていないが、紹介なのでそのままお願いしている」というケースが多い。
現在の税理士への満足度
現在お付き合いされている税理士に満足してますか?
- どちらともいえない 72%
- 満足していない 17%
- 満足している 8%
- 未回答 3%
税理士に関する経営者アンケート POLA-RIS (https://www.tax-concierge.net/question/)
どちらともいえない理由としては、「税理士のサービス基準が分からない」、「税理士について満足度なんて考えたことない」、「税理士を比較したことがない」「すべての税理士が大差ないと思っている」などのご意見が多数。
満足していない理由としては、「担当者がよく代わる」「料金が知人に聞くよりも割高」「敷居が高く見えて相談しにくい」が多い。
満足している理由としては、「いつでもとても丁寧に対応してくれる」、「指摘されることが的確でアドバイスも信用できる」が多い。
税理士を変更しようと思っている主な理由について
紹介ですスルスルと顧問契約を結んでしまうと面談頻度やその税理士の得意分野を理解できずにいいたいことや本当に望んでいることもなかなか言えず税理士にとっては楽な関係値となり仕事内容もいい加減なものになってしまうなんてケースも。税理士を変更しようと思うにきっかけとなった主な理由としては以下のようなものがあげられます。
- ①「相性」相談しにく雰囲気
- ②「能力」頼りない、相談内容が解決しない
- ③「対応」レスポンスが遅い
①【相性】相談しにくい雰囲気
税理士は会社経営の中心となる存在、その税理士に「相談しにくい」というのは会社のために税理士変更をした方がよいでしょう。
「相談がしにくい」と一言で言っても「威圧的・横柄な税理士」といった問題税理士から「なんとなく会話がかみ合わない」といった相性的なものまで様々です。
経営パートナーとして重要な存在にも関わらず、きちんと会話ができないというのは大きな機会損出に繋がっている可能性もあります。フィーリングがあうというのも重要な要素となります。
②【能力】頼りない、相談内容が解決しない
税理士を頼りにするシーンとして「税務調査」や「資金調達」「節税対策」などがあります。
税務調査で税務署の言いなりで味方になってくれないといった不満を持つ経営者は多いです。やみくもに反論するのも得策ではありませんが、主張すべきものは主張するのが税理士の務めとなります。税理士が税務署の「言いなり」と感じるのであれば、それは事前に対策の会話が不十分であることが多く、相性の良い税理士へ変更を検討してもよいでしょう。
③【対応】レスポンスの遅さ
税理士は顧問契約料の相場を3万ほどです。この相場よりも安い顧問料の場合、その分多くの会社を担当しなければならないので対応スピードが遅くなります。
しかし、性格的なものもあるので、顧問料を上げたからといって必ずしも改善されるものでもないので、対応スピードに不満があるのであれば法人の税理士事務所を探すなどを検討した方がよいでしょう。
新しい税理士の探し方について
ここまで紹介されるがままの税理士さんとの契約はよくないと書いてきましたが、ではどうやって税理士さんを探せばよいのでしょうか?
インターネットを使って「地域×税理士」などと検索して探すのも一つの手段ですが、検索の上位表示される税理士事務所というのはそれだけホームページ作成に力を入れているというだけで本当に自社にあった税理士さんであるかはわかりません。
そのため、無料の税理士紹介ネットワークを活用するのがおすすめです。
民間の紹介サービスは契約に至ることで税理士さんから広告費をもらっています。条件に合う税理士さんではないと成約率が高くならないため要望をきちんと吸い上げ、納得した税理士を紹介してくれます。
日本税理士紹介ネットワーク
日本全国で税理士の紹介が可能で、過疎地域や離島はオンライン会議など可能な税理士も紹介してくれます。登録税理士は20代~30代と若く長期のお付き合いをしていくことが可能です。
利用料は一切かからずむしろ成約時に成約祝い金をもらえる。
税理士の力量で知らず知らずのうちに損をしてしまっているかもしれません、今の税理士に不満がないという方もまずは一度、相談がしてみて下さい。
税理士ドットコム
税理士ドットコムは東証グロース上場の大手紹介会社が運営している老舗タックスコンシェルジュサービスです。
登録税理士は全国で6,400名以上。今までに230,000以上の紹介実績。
利用料は完全無料で24時間受付。相談できる項目が細分化されているので希望の税理士を見つけやすくなっています。
PCAやMFクラウドなど導入会計ソフト単位での相談も可能。
まとめ
経営者の多くのは税理士を知人や紹介へ依頼することが多く、積極的に条件の合う人を探していません。従業やスタッフと同様に税理士は会社経営には必要な存在となるので慎重に吟味することが重要です。
「税理士の人脈なんてない」という人は税理士紹介サービスなどを積極的に活用してみましょう。紹介サービスのほとんどは無料で利用できるので今の税理士に不満もない人も新しい税理士さんの話を聞いてみるというのも「顕在化していない問題」を発見するチャンスでもあるのでおすすめです。