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奄美群島の請島と与路島の観光&旅行におすすめのシーズンは?アクセス方法や魅力たっぷりの観光スポットも紹介!

奄美群島の中でもひときわ静かで手つかずの自然が残る離島が、請島と与路島です。

観光地化が進んでいない分透き通るような海や昔ながらの集落風景がそのまま残っており、「本当の島時間」を体感できる特別な場所として注目されています。
とはいえ、「いつ行くのがベスト?」「どうやって行けばいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では請島・与路島のおすすめシーズンやアクセス方法、見逃せない観光スポットまで初めての方でもわかりやすく解説します。
日常を離れてゆったりとした癒しの旅を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

目次

請島の基本情報

鹿児島県奄美群島の加計呂麻島のさらに南に位置する、人口100人足らずの非常に静かで美しい離島です。
観光地化されていない「手つかずの奄美」が色濃く残っています。

地理と地形

請島は周囲約25km、面積約13平方キロメートルとコンパクトな島でありながら、奄美大島本島や加計呂麻島、与路島とともに奄美群島を構成する一つです。

島内は平地が少なく、標高約400mに迫る大山(おおやま)を中心に急峻な地形が広がっています。そのため人々の暮らしは海岸沿いのわずかな平地に集まるように形成されており、山と海が近接した独特の景観が特徴です。

主な集落は北東部の池地(いけじ)と南西部の請阿室(うけあむろ)にあり、限られた平地に寄り添うように集落が築かれています。

気候の特徴

請島の気候は奄美群島全体に共通する「亜熱帯海洋性気候」に属しており、黒潮の影響を強く受けるため一年を通じて暖かく、湿気が高いのが特徴です。

冬でも平均気温が15℃前後あり、雪が降ることはまずありません。夏は30℃を超える日が多いですが周囲を海に囲まれているため、都会のような酷暑(35℃超え)になることは稀で、海風が通り抜けて気持ち良いです。

夏場は「カタブイ(片降り)」と呼ばれる、特定の場所だけで激しく降るスコールが頻繁に起こります。晴れていたかと思えば一気に土砂降りになる、亜熱帯らしい天候の変化が見られます。

 

与路島の基本情報

与路島(よろじま)は奄美群島の有人島の中で最も南に位置する、人口70人ほどの小さな島です。請島のさらに南にあり、古き良き奄美の原風景が今なお色濃く残る「秘島」のような魅力を持っています。

地理と地形

与路島の周囲は約18.4km、面積は約9.35平方キロメートルと請島よりも一回り小さく、非常にコンパクトな島です。請島が「険しい山の島」であるのに対し、与路島は「全体的にややなだらかな丘陵地」が広がっているのが特徴です。

また与路島周辺の海域は地形が非常に複雑で、潮の流れが速いのが特徴です。隣の請島との間には非常に狭い海峡があり、ここを流れる潮の速さはダイビングや釣りのポイントとしても有名です。

気候の特徴

与路島は群島内で最も「熱帯に近い亜熱帯海洋性気候」としての性質が強く表れています。
1月や2月でも平均気温が16℃〜17℃前後あり、本土のような厳しい寒さは皆無です。真冬でもシャツ一枚で過ごせる日があるほどです。

緯度が低いため直射日光が非常に強く、空の青さと海のコントラストが鮮烈です。ただし四方を海に囲まれているため、最高気温が35℃を超える猛暑日は内陸部ほど多くありません。

また年間降水量は非常に多く、湿度も高めです。

 

請島・与路島のアクセス方法

請島と与路島へのアクセスは奄美大島の南部にある瀬戸内町の「古仁屋(こにや)港」を拠点とするのが唯一のルートです。
どちらの島も橋は架かっておらず、移動手段は定期船「せとなみ」のみとなります。

1.まずは奄美大島の「古仁屋港」へ

奄美空港や名瀬市街地から島の南端にある古仁屋(せとうち物産館・せとうち海の駅付近)を目指します。

◎奄美空港から

  • しまバス(路線バス):名瀬で乗り換え、合計約2時間30分〜3時間程度。
  • レンタカー・車:約2時間程度。

◎名瀬市街地から

  • しまバス(路線バス):約1時間30分程度。
  • レンタカー・車:約1時間程度。

2.定期船「せとなみ」に乗船

古仁屋港(せとうち海の駅)にある券売機で切符を購入し、定期船「せとなみ」に乗船します。

  • 航路: 古仁屋 ⇔ 請島(池地・請阿室) ⇔ 与路島
  • 所要時間
    ・古仁屋 〜 請島(池地):約30分
    ・古仁屋 〜 請島(請阿室):約50分
    ・古仁屋 〜 与路島:約1時間40分
     ※月曜日の直便は50分で与路島着
  • 運賃: 片道1,000円前後(往復割引あり)
  • 便数: 1日1便〜3便

午前便と午後便がありますが、曜日によって寄港する順番や時間が細かく変わるため、必ず最新の時刻表を確認してください。

  1.  

 

!アクセス時の重要ポイント!

日帰りは困難

船のダイヤが「島民の買い出し・通院」を想定した組み方になっていることが多く、古仁屋から行ってその日のうちに帰る「日帰り観光」は時間が非常に限られる(または不可能)場合があります。宿泊を前提に計画を立てるのが一般的です。

車やバイクの積載には事前予約必須

「せとなみ」は貨客船ですが積める車両数には限りがあり、事前予約が必要です。
ただし島内は非常に道が狭いため、観光であれば徒歩や宿の送迎を利用するのがスムーズです。

現在は「せとなみ」の新船が国から車両積載の許可を得られず、車を運搬できなくなっています。
運搬再開のめどは立っていないので旅行に行く際には注意してください

出典元:南日本新聞デジタル

 

請島・与路島の観光・旅行におすすめのシーズンは?

請島・与路島は一年を通して自然を楽しめる島ですが、「ベストシーズン」は目的によって少し変わります。
気候の特徴と合わせておすすめの時期を解説します。

総合的なベストシーズン:3月下旬〜5月

最もおすすめなのは春から初夏にかけての時期です。
暑すぎず寒すぎず、非常に過ごしやすい気候です。梅雨入り前の爽やかな風が吹き、島歩きや集落散策に最適です。

請島では5月頃に幻の花と呼ばれる「ウケユリ」が開花時期を迎えます。これを目当てに訪れるファンも多い、島が最も華やぐ季節です。

海と星空を満喫するなら:7月〜9月

離島らしい、鮮烈な青い海を堪能したいなら夏が一番です。
日差しは非常に強いですが海の透明度が最も高まり、スノーケリングや釣りに絶好のコンディションとなります。

夜は天の川がはっきりと見えるほどの満天の星空を楽しめます。また与路島では夏の夜に一夜だけ咲く「サガリバナ」が見られることもあります。

台風の影響を最も受けやすい時期です。
定期船「せとなみ」が数日間欠航することもあるため、余裕を持った日程が必要です。

釣りや歴史探索なら:10月〜11月

台風シーズンが落ち着き、少し涼しくなる秋も隠れた人気シーズンです。
厳しい暑さが和らぎ、請島の大山登山や与路島の平家伝説ゆかりの地巡りなどアクティブに動くのに適しています。

磯釣りのシーズンに入り、大物を狙う釣り人が多く訪れる時期でもあります。

静かに島時間を味わうなら:12月〜2月

観光客が最も少なくなる冬は、島の日常を静かに感じたい人向けです。
平均気温は15度前後あり、本土のような寒さはありません。ただし北風が強く吹く日は体感温度が下がるため、防風の上着が必要です。

曇り空が多くなりますが、冬の荒々しい海と静かな集落のコントラストはこの時期ならではの旅情があります。

 

請島・与路島の季節毎のおすすめ観光スポット

春(3月〜5月)

ミヨチョン岳(請島)

出典元:スローガイド奄美

請島の中央部に位置するミヨチョン岳は標高398mを誇る島内最高峰です。

急峻な地形が特徴で奄美群島の中でも原始的な自然が色濃く残る貴重なエリアとなっています。登山道は整備されていますが、亜熱帯特有の深い藪やハブなどには十分な注意が必要です。
山頂からは北に加計呂麻島、南に与路島、そして周囲に広がるコバルトブルーの海を一望できる、360度の美しいパノラマが広がります。

なお希少な野生動植物が多く生息しているため、入山には事前の申請が必要です。

池地大山展望台 夜明台(請島)

出典元:離島ドットコム

島北部の池地集落の背後にそびえる標高約398mの「大山」山頂付近にある展望スポットです。

「大山」と呼ばれる山の上にあり、かつて軍事的な監視所が置かれていた場所としても知られています。「夜明台(よあけだい)」という名の通り東側に開けているため、太平洋から昇る朝日を拝むのに最高のロケーションです。
眼下には美しいサンゴ礁のリーフが広がり、対岸の加計呂麻島や大島本島を望むことができます。

サンゴの石垣(与路島)

出典元:鹿児島観光サイト

「サンゴの石垣」は集落の道沿いに海から運ばれたハナサンゴを積み上げた景色となっており、国土交通省が選定する島の宝100景の「涼をよぶサンゴの石垣」として選ばれています。

これらは台風の強風から家々を守るための防風壁としての役割を果たしています。島内には約350ヶ所の石垣が点在し、その総延長は約880mにも及びます。

また路地には白い砂が敷かれ、サンゴの白に加えてハイビスカスの赤やブーゲンビリアの鮮やかな色彩が映える、情緒あふれる美しい景観が広がっています。

夏(6月〜8月)

池地港の桟橋(請島)

出典元:みしょらんガイド

池地港の桟橋は定期船「せとなみ」が発着する、島のメインゲートです。

桟橋に降り立った瞬間、その水の透明度に驚かされます。港内でありながら底まで透き通っており、色鮮やかな熱帯魚や時にはウミガメが泳いでいる姿を桟橋の上から肉眼で見ることができます。
対岸に加計呂麻島の壮大な山並みが迫り、大島海峡の穏やかなブルーが広がります。
夕暮れ時には港全体がオレンジ色に染まり、島ならではのゆったりとした時間の流れを感じられる場所です。

請阿室ビーチ(請島)

出典元:4travel

南側に位置する「請阿室」集落の目の前に広がるのが請阿室ビーチです。

請島の海全般に言えることですが、透明度が極めて高く砂浜から海に向かってエメラルドグリーンから深いロイヤルブルーへと変わるグラデーションが非常に美しいのが特徴です。
請阿室集落は入り込んだ湾の中に位置しているため、外海が荒れていても比較的穏やかなことが多いです。

クンマ海岸(請島)

出典元:みしょらんガイド

クンマ海岸は請島の中で最も美しいといわれる天然のビーチです。
池地集落から林道を歩いて20〜30分ほどかかりますが、坂を登りきって視界が開けた瞬間に見えるエメラルドグリーンの海は圧巻です。

サンゴ礁の発達が素晴らしく、少し泳ぐだけで大規模なエダサンゴの群生や、多種多様な魚たちに出会えます。基本的に穏やかなビーチですが、ライフセーバーなどはいない完全な天然の浜なので、無理な遊泳は禁物です。

サガリバナ遊歩道(与路島)

出典元:与路島観光商工協会

与路集落の近くにあり、夏の夜にだけ咲く幻想的な花「サガリバナ」を鑑賞できるスポットです。

サガリバナは夜に開花し、朝にはポトリと花を落としてしまう「一夜限り」の儚い花です。
見頃となる6月下旬〜7月頃には遊歩道全体が芳醇な香りに包まれます。夜から早朝にかけてが最も美しく、ライトを持って散策すると暗闇に白やピンクの繊細な花が浮かび上がる様子を楽しめます。

朝、道端や水面に落ちた花々が敷き詰められている光景も非常にフォトジェニックです。

 

アデツビーチ(与路島)

出典元:与路島観光商工協会

与路集落の北東側に位置する、静かで透明度の高いビーチです。

白い砂浜とエメラルドグリーンの海のコントラストが美しく、観光客がほとんどいないため波の音を聴きながら読書をしたり、何もせずに過ごしたりする贅沢を味わえます。
対岸には請島を望むことができ、奄美の離島らしいダイナミックな地形を眺めながら泳ぐことができます。

ガジュマルのトンネル(与路島)

出典元:与路島観光商工協会

与路島らしい生命力を感じさせる、自然が作り出した緑のアーチです。

巨大なガジュマルの木々が道の両脇から枝を伸ばし絡み合うことで、まるでトンネルのようになっています。ガジュマルは「キジムナー(精霊)が宿る木」と言われ、トンネルの中に入るとひんやりとした空気と神秘的なパワーを感じることができます。
木漏れ日が差し込む時間は非常に美しく、散策の合間に立ち止まって深呼吸したくなるような場所です。

秋(9月〜11月)

きゅらじま神社(請島)

出典元:みしょらんガイド

池地集落の静かな一角に鎮座する、島の人々にとって大切な守り神です。
「きゅらじま」とは奄美の方言で「清らかな島」「美しい島」を意味します。

大きな鳥居をくぐり、緑に囲まれた参道を進むと質実剛健な造りの社殿が現れます。観光地のような華やかさはありませんが、清廉な空気が漂い、島の人々が大切に守り続けてきたことが伝わってくる場所です。

ソテツ群集(請島)

出典元:みしょらんガイド

請島や与路島の風景を語る上で欠かせないのが、野生のソテツの群生です。特に池地集落の周辺や山へと続く斜面では、驚くほど立派なソテツが群れをなして自生しています。

奄美群島では古くからソテツが生活に密着しており、かつては食料難の際に「ソテツ味噌」として食用にされたり、葉が肥料や屋根材として利用されたりしてきました。
請島のソテツは非常に生命力が強く、鋭く尖った緑の葉を四方に広げた姿はまるで太古の恐竜時代にタイムスリップしたかのような視覚的インパクトがあります。

高原(タカバル)ビーチ(与路島)

出典元:与路島観光商工協会

高原ビーチは島内でも屈指の美しさを誇る「秘境」といえる天然のビーチです。

砂浜に立つと、目の前にはどこまでも透き通るエメラルドグリーンの海が広がります。
人工的な建物はほとんどなく、桟橋がある程度の自然そのままの景観が魅力です。サンゴのかけらが混ざった真っ白な砂浜と海のコントラストは非常に美しく、まるで楽園のような風景を楽しむことができます。

冬(12月〜2月)

請島ヘリポート(請島)

出典元:与路島観光商工協会

池地集落から少し上がった高台に位置するヘリポートです。

ヘリポート自体はアスファルトの開けた場所ですが、高台にあるため非常に眺望が良いのが特徴です。遮るものがないため、眼下に池地集落と港、そして大島海峡を挟んで対岸の加計呂麻島の全景をパノラマで楽しむことができます。

大アムシャレの碑(与路島)

出典元:与路島観光商工協会

「大アムシャレ」とは奄美が琉球王国に属していた時代に、琉球王国統治時代の祭政上最高位の神女(ノロ)を補佐した要職のことです。

2025年6月9日・10日の両日には墓に「大アムシャレ」と「与路先人之墓」の文字が刻まれ、あわせて古仁屋与路会が設置した石碑の碑文を要約・加筆したプレートが台座に取り付けられました。
これにより関係者だけでなく島民や来島者も訪れやすい、歴史を学び、先人への感謝と平和を祈る場として整備されています。

 

請島・与路島のおすすめ宿泊施設&キャンプ場

請島と与路島には、整備された公的なキャンプ場は存在しません。
観光で訪れる際は集落内にある民宿を利用するのが一般的なスタイルで、ハブの危険性もあることから野営(野宿)も推奨されていません。

どうしても奄美の離島でキャンプを楽しみたい場合は、加計呂麻島(かけろまじま)まで足を伸ばすと設備が整ったキャンプ指定地があります。

請島

民宿「みなみ」

出典元:Tripadvisor

池地港から約1.0km圏内に位置し、洋室3室・和室2室・広間1室で構成された宿泊施設です。

料金は2食付きで6,000円〜、素泊まりで4,000円〜となっていますが、時期や状況によって変動するため、事前に電話で確認するのがおすすめです。

口コミでは「居心地が良い」「食事が美味しい」「対応がとても親切」といった声が多く、離島ならではの温かい雰囲気を感じられると高く評価されています。

民宿「とやま」

出典元:田中正恭のさすらい旅日記(旧汽車旅日記)

こちらは奄請阿室港から徒歩約6分の場所にあり、手前にある目立つ2階建てのログハウスを通り過ぎた先に宿があります。

館内は洋室1室・和室5室で構成されており、宿泊料金は7,000円〜となっています。料金は時期によって変動するため、事前に電話で確認するのがおすすめです。

また宿には「渡山商店」が併設されており、滞在中の買い物にも便利です。

与路島

民宿「マンディカシャヴェラ」

与路港から約1.0km圏内に位置し、客室は洋室2室・和室2室・広間1室で構成されています。料金は1名利用で8,000円〜、2名利用で7,000円〜となっており、時期によって変動するため事前の確認がおすすめです。

与路島の中でもひときわ目を引くスカイブルーの外観が特徴的で、さらにダイビングサービス「SDアイランド」も併設されており、マリンアクティビティを楽しみたい方にも適しています。

口コミでは「離島の宿の中でもかなりハイクオリティ」と評価されており、快適に過ごせる点が魅力とされています。

民泊「みどり」

与路港から約1.0km圏内に位置し、宿泊料金は1泊2食付きで6,500円、素泊まりの場合は3,500円となっています。

口コミでは、「これぞ民宿」といった昔ながらの雰囲気が魅力とされており、まるで田舎の実家に帰ってきたような、温かく落ち着いた滞在ができると評判です。

 

民宿「津留」

こちらも与路港から1.0㎞圏内、客室は洋室1 / 和室1で宿泊可能人数は5人と少なくなっています。

料金は6,800円 、素泊まりの場合は3,000円となっています。

請島・与路島での移動は徒歩移動が基本

請島・与路島では公共交通機関やレンタルサービスが整備されていないため、移動手段は基本的に徒歩となります。島内には路線バスやタクシーがなく、観光客向けのレンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルも利用できません。

車での移動を希望する場合は奄美大島でレンタカーを借り、古仁屋港から出航する町営船「せとなみ」に車両を積載して渡る方法があります。

なお与路島は集落が一つのみのため、徒歩で十分に散策可能です。一方、請島には「請阿室(うけあむろ)」と「池地(いけじ)」の2つの集落がありますが、両者を結ぶ道路は起伏の激しい山道となっており、徒歩での移動は少し難しいです。
そのため訪れる際は目的の集落や宿がある港で下船することが重要です。

現在は「せとなみ」の新船が国から車両積載の許可を得られず、車を運搬できなくなっています。
運搬再開のめどは立っていないので旅行に行く際には注意してください

出典元:南日本新聞デジタル

 

請島・与路島のツアー旅行はある?

請島・与路島へのツアー旅行は一般的な観光地のように「パッケージツアー」が豊富にあるわけではありませんが、クラブツーリズムが奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島を数日間かけて一気に巡るスタイルのツアーを開催しています。

催行回数が少なく、数ヶ月前から満席になることもあるので早めの予約を忘れずに!

クラブツーリズム

クラブツーリズムは近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT-CTホールディングスグループに属する旅行会社です。一般的な旅行会社が「どこへ行くか」といった行き先を軸に商品を展開するのに対し、クラブツーリズムは「何を体験するか」というテーマ性や、「誰と楽しむか」というコミュニティ性を重視したツアー企画を強みとしています。

取り扱うツアー数は非常に多く、国内旅行はもちろん海外旅行まで幅広く展開。なかでも手軽に参加できるバスツアーは高い人気を誇っています。シニア層や女性のひとり旅を想定したプランが豊富で、バスの座席配慮やトイレ休憩の回数、歩行距離の目安を事前に明示するなど安心して参加できる細やかな配慮が行き届いています。

またクラブツーリズムの添乗員はホスピタリティの高さでも定評があります。旅先での丁寧な解説やサポートに加え、参加者同士が自然と打ち解けられるような雰囲気づくりにも長けており、「人とのつながりも楽しめる旅」を提供している点が大きな魅力です。

 

請島・与路島旅行で注意したいこと7つ

請島・与路島は自然豊かで魅力的な一方、離島ならではの不便さや注意点もあります。事前にポイントを押さえておくことで、安心して旅を楽しめます。

ポイント
  • 移動手段がほぼ「徒歩のみ」
  • お店・コンビニがほぼない
  • 現金を用意しておく必要がある
  • ハブには注意が必要!
  • 電波・Wi-Fiが弱い場所もある
  • 船の本数が少ない
  • 宿は事前予約が必須

移動手段がほぼ「徒歩のみ」

島内には路線バスやタクシーといった公共交通機関が一切ありません。
さらに観光客が利用できるレンタカーやレンタサイクル、レンタルバイクのサービスも存在しないため、移動は基本的に「徒歩」となります。

集落内を散策する分には問題ありませんが、請島のように「池地」と「請阿室」という2つの集落を結ぶ道は起伏の激しい険しい山道となっており、歩いて隣の集落へ行くのは現実的ではありません。

重い荷物がある場合は事前に宿泊先の民宿に送迎が可能か相談しておくことが鉄則です。アップダウンのある未舗装路も多いため、履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズを用意しましょう。

お店・コンビニがほぼない

島内にはコンビニやドラッグストアはもちろん、観光客向けのカフェや飲食店もほぼ存在しません。

小さな商店(個人商店)が数軒あるのみで、品揃えも日用品や限られた食料品に限られます。
また店の営業時間は不定期なことが多く、お昼休みや夕方には閉まってしまうことも珍しくありません

お菓子や飲み物、嗜好品、常備薬などは乗船前に奄美大島の古仁屋港周辺にあるスーパーなどでまとめて購入し、持参することを強くおすすめします。
基本的に食事は宿泊する民宿で「3食付き」のプランを予約するのがこの島での標準的な過ごし方です。

「現地で何か食べればいいや」という考えは通用しないため、事前の準備が旅の質を大きく左右します。

現金を用意しておく必要がある

請島・与路島ではクレジットカードや電子マネー、QRコード決済が利用できる場所は非常に限られています。

民宿の宿泊代金や商店での買い物、町営船「せとなみ」の乗船運賃などあらゆる場面で現金が必要になります。
島内には郵便局のATMが設置されていますが、営業時間が平日の日中に限られていたり土日祝日は利用できなかったりする場合があるため、過信は禁物です

万が一の船の欠航で滞在が延びる可能性も考慮し、あらかじめ奄美大島本島(古仁屋など)で十分な額の現金を下ろしてから島に渡るようにしてください。

ハブには注意が必要!

奄美群島の中でも請島と与路島は猛毒を持つ「ハブ」が生息している島として知られています。

特に草むらや石垣の隙間、夜間の道端などは遭遇するリスクが高いため不用意に立ち入らないことが基本です。
ハブは夜行性で夜になると活発に動き出します。夜間に外出する場合は必ず強力なライトを持ち、足元や頭上を照らしながら道路の真ん中を歩くようにしてください。

万が一噛まれてしまった場合に備え、応急処置用のポイズンリムーバーを携帯したり、島内の診療所の場所を事前に確認したりしておくことも重要です。
自然を敬い、ハブのテリトリーにお邪魔しているという意識を持って行動しましょう。

電波・Wi-Fiが弱い場所もある

主要なキャリアの電波は届きますが、集落を離れた場所や山間部、建物の中などでは電波が極端に弱くなったり圏外になったりすることがあります。

またフリーWi-Fiスポットはほぼ期待できず、宿泊先のWi-Fi環境も場所によってまちまちです。
都会のように「いつでもどこでも高速ネット通信」ができるわけではありません。デジタルマップに頼りすぎると圏外になった際に道に迷う恐れがあるため、事前にオフラインマップをダウンロードしておくか、紙の地図を用意しておくと安心です。

あえてデジタルデトックスを楽しむつもりで訪れるのが、この島での豊かな過ごし方といえるかもしれません。

船の本数が少ない

請島・与路島への唯一の交通手段である定期船「せとなみ」は1日にわずか1〜2便しか運航していません。

一度乗り遅れるとその日のうちに移動することができなくなり、旅程が大きく狂ってしまいます。またこれらの島々は外洋の影響を受けやすく、波が高いとすぐに欠航してしまいます。天候が良くても「うねり」で船が出ないこともあるため、運航状況は常に公式サイトや電話で確認する必要があります。

欠航した際のリザーブプランとしてチャーター船(海上タクシー)の連絡先を控えておくことや、帰りの飛行機の時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが、離島の旅を成功させるコツです。

宿は事前予約が必須

島内の宿泊施設は数が非常に限られており、いずれも小規模な民宿です。

そのため、当日の「飛び込み宿泊」はほぼ不可能です。民宿のオーナーが漁に出ていたり買い出しで不在にしていたりすることもあり、事前に予約が入っていないと食事が用意できないケースも多いです。
また工事関係者などの長期滞在で満室になっていることも珍しくありません。

宿を確保せずに上陸してしまうと野宿をせざるを得なくなりますが、前述の通りハブの危険があるため野宿は絶対に厳禁です。旅の日程が決まったらまずは何よりも先に宿へ電話し、空き状況を確認して予約を完了させてください。

 

まとめ

請島と与路島は華やかな観光地とは違い、自然の美しさと静けさをじっくり味わえる魅力あふれる離島です。

ベストシーズンは気候が穏やかな春や秋ですが、夏には透明度抜群の海を満喫でき、冬は人の少ない落ち着いた時間を過ごせるなど季節ごとに違った楽しみ方があります。
アクセスは少し手間がかかるものの、その分たどり着いた先には特別な景色とゆったり流れる時間が待っています。

日々の忙しさから離れてリフレッシュしたい方や、自然に癒されたい方にはぴったりの旅先です。ぜひ一度、あなただけの島時間を体験してみてはいかがでしょうか。

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