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鹿児島の甑島(こしきしま)〜上甑島・中甑島・下甑島〜観光・旅行におすすめのシーズンは?アクセス方法や注意点も紹介

「日本にまだ、こんなに圧倒的な絶景が残っていたなんて……」。
鹿児島の西方沖に浮かぶ甑島(こしきしま)を一度訪れたなら、きっと誰もがそう漏らすはずです。

2020年、島を繋ぐ「甑大橋」が開通したことで上・中・下と表情の異なる3つの島を縦断できる最高のドライブコースが誕生しました。そこにあるのは太古の記憶を呼び覚ますような標高200mを超える断崖絶壁、そして「甑ブルー」と称される、宝石のように透き通った青い海。
日常の喧騒から切り離されたこの島には、五感を震わせる大自然と心がじんわり温まる島の人々との出会いが待っています。

本記事ではそんな甑島を思いきり楽しむためのおすすめシーズンやアクセス方法、事前に知っておきたい注意点までわかりやすくご紹介します。
次の旅先に、思わず「ここに行きたい!」と思えるヒントをお届けします。

 

目次

甑島(こきしま)の基本情報

甑島(こしきしま)は薩摩川内市の西側、東シナ海に浮かぶ島々からなる列島です。
上甑島(かみこしきしま)、中甑島(なかこしきしま)、下甑島(しもこしきしま)の3つの島で構成されています。

地理と地形

人口:約4,000人
面積:約117.56㎢

甑島の最大の自慢は白亜紀からの地層が残る断崖絶壁です。
西海岸側は東シナ海の荒波に削られた高さ100m〜200m級の壮大な断崖絶壁が約20kmにわたって続いています。
恐竜が生きていた白亜紀から古第三紀にかけての地層がはっきりと露出しており、国の天然記念物や「甑島列島国定公園」に指定されています。

かつては船でしか行き来できませんでしたが、2020年に中甑島と下甑島を結ぶ「甑大橋(1,533m)」が完成したことで、現在は3島が一本の道で繋がっています。

気候の特徴

甑島(こしきしま)の気候は対馬暖流の影響を強く受けた「温暖多雨な亜熱帯性気候」が特徴です。

黒潮の支流である対馬暖流が周辺を流れているため、年間平均気温は17〜18℃前後と比較的高く、冬でも暖かく過ごしやすい環境です。雪が積もることはほとんどありません。また東シナ海に突き出した立地のため湿った空気が流れ込みやすく、降水量はやや多い傾向にあります。

さらに冬の甑島を語るうえで欠かせないのが、北西から吹く強い季節風です。この影響により西海岸側の海は荒れやすくなり、断崖絶壁に打ち寄せる荒波は迫力ある景観を生み出します。

6月〜7月の梅雨時期、および8月〜10月の台風シーズンは特に注意が必要です。
離島であるため台風が近づくと船が欠航しやすく、旅行計画に影響が出やすい時期でもあります。

甑島(こしきしま)は上甑島・中甑島・下甑島の3島からなる

それぞれが全く異なる「顔」を持っており、島を移動するたびに新しい景色に出会えるのが甑島の醍醐味です。

上甑島(かみこしきしま)

島の中で最も北に位置し、観光の玄関口となる「里港(さとこう)」がある島です。

地形の目玉は「長目の浜」。山の崩落でできた小石が波で運ばれ、4kmにわたって海と湖を隔てた不思議な砂州です。展望台からの眺めは日本国内とは思えないほど神秘的です。

宿泊施設や飲食店が比較的集まっており、レンタサイクルでの散策も楽しめるエリアです。

中甑島(なかこしきしま)

上甑島と下甑島に挟まれた最も面積の小さい島です。

かつては通過点になりがちでしたが、橋の開通で一気に注目が集まっています。 下甑島へと続く全長1,533mの「甑大橋」を最も美しく眺められる「帽子山展望所」があります。海の上を道が真っ直ぐ伸びる光景は圧巻です。

大規模な観光地化がされておらず、手つかずの自然と静かな漁村の雰囲気が残っているのが魅力です。

下甑島(しもこしきしま)

3島の中で最も大きく、ダイナミックな自然のパワーを最も感じられる島です。

ドラマ・漫画『Dr.コトー診療所』のモデルとなった医師が実際に勤務していた診療所があり、ファンにはたまらないスポットです。

西海岸側には100〜200m級の断崖が続き、遊覧船から見上げるとそのスケールに言葉を失います。

 

甑島(こしきしま)のアクセス方法

甑島(こしきしま)へのアクセスは、鹿児島県本土から「船(高速船またはフェリー)」を利用するのが唯一の手段です。
発着港は「川内(せんだい)港」と「串木野(くしきの)新港」の2ヶ所あります。旅のスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

川内港(せんだいこう)から行く

九州新幹線「川内駅」からシャトルバスで約25分と接続が良いため、新幹線や公共交通機関を利用する方に最もおすすめのルートです。

  • 船の種類:高速船「甑島(こしきしま)」
  • 所要時間
    ・川内港 〜 里港(上甑島):約50分
    ・川内港 〜 長浜港(下甑島):約1時間40分
  • 料金(往復)
    ・大人 7,740円
    ・小人 3,880円

とにかく速いのがメリットですが、車両の積載はできません。
島内でレンタカーを借りる前提の方に向いています。

串木野新港(くしきのしんこう)から行く

自家用車やバイクを島に持ち込みたい場合や、船旅をゆったり楽しみたい方向けのルートです。

  • 船の種類:フェリー「 結 Line こしき」
  • 所要時間
    ・串木野新港 〜 里港(上甑島):約1時間15分
    ・串木野新港 〜 鹿島港(下甑島):約2時間10分
  • 料金(往復)
    ・大人 5,320円
    ・小人 2,660円

車を載せることができる唯一の手段です。
高速船に比べて運賃が安く、デッキから海を眺めながらのんびり移動できます。

「川内港」と「串木野新港」は車で約30分ほど離れています。
予約した船がどちらの港から出るか、必ず再確認してください。

 

甑島(こしきしま)旅行のベストシーズンは?

甑島(こしきしま)旅行のベストシーズンは、旅の目的が「絶景とアクティビティ」か「旬のグルメ」かによって異なります。

もっとも人気があるのは夏ですが、それぞれの季節に唯一無二の魅力があります。

◎【一番人気】夏(7月〜8月):青い海と絶景の最盛期

「甑ブルー」と呼ばれる透明度抜群の海が最も輝く時期で、甑島の魅力をフルに味わうなら間違いなく夏がベストです!
シーカヤックやシュノーケリング、断崖を間近に見る遊覧船クルーズが最高に気持ちいいシーズンです。

非常に人気があるため、宿やレンタカーの予約が数ヶ月前から埋まります。
また台風による欠航リスクも考慮が必要です。

◎【散策・ドライブ】春・秋(4月〜6月、9月〜11月):快適な気候

暑すぎず寒すぎないこの時期は島内をアクティブに動き回るのに最適です。
春には山々が新緑に包まれ、トレッキングや展望台巡りにぴったり。秋の10月・11月は空気が澄んでおり、長目の浜などの景勝地をより鮮明に眺めることができます。
夏ほどの混雑がなく、落ち着いて島時間を楽しめます。

◎【グルメ】冬(12月〜2月):食通のためのシーズン

「花より団子(魚)」という方には、実は冬もおすすめです。
甑島名物の「タカエビ(薩摩甘エビ)」や「ブリ」が、脂が乗って一段と美味しくなる時期です。キビナゴも身が締まり、お刺身が絶品です。
観光客が少なく、宿泊料金が抑えられるプランが出ることも。静かな島を独占できます。

 

甑島(こしきしま)の季節ごとのおすすめ観光スポット

春(3月〜5月)

長目の浜展望所(上甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

幅約50m、長さ約4kmにわたって続く砂州(さす)が海と3つの池(なまこ池・貝池・鍬崎池)を隔てている独特の景観を一望できるスポットです。かつて島津光久公が「眺めの浜」と称賛したことが名前の由来と言われています。

3つの池はそれぞれ水質が異なり、特に「貝池」は世界的に珍しい「クロマチウム(微生物)」が生息する学術的にも貴重な場所です。
展望台からのグラデーション(青い海、白い砂州、緑の池)は息をのむ美しさです。

甑大橋(中甑〜下甑)


出典元:鹿児島観光サイト

2020年に開通した鹿児島県内で最も長い1,533mの橋です。この橋の完成により、これまで船でしか行き来できなかった上甑・中甑エリアと下甑エリアが陸路で結ばれました。

「海の上を走っている」ような感覚になれる絶好のドライブコースです。橋の両端にある展望所(鳥ノ巣山展望所など)から橋の全景を眺めるのも迫力がありますが、橋の上から見る透明度の高い「甑ブルー」の海は格別です。

橋は自転車や徒歩でも通行できますが路肩が狭いため、写真撮影をする際は周囲の安全に十分配慮しましょう。

甑大明神(中甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

上甑島と中甑島の間にある、甑(せいろ)の形に似た大岩をご神体とする神社です。「甑島」という地名の発祥の地と言い伝えられています。

赤い橋(甑大明神橋)のすぐそばにあり、断崖と鳥居、そして透明な海が織りなす景色は非常に神秘的です。夕日のスポットとしても有名で、神聖な空気の中で沈む夕日を眺めることができます。

下甑郷土館(下甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

手打(てうち)地区の武家屋敷通りにある資料館です。かつての島民の暮らしぶりを伝える生活用具や農耕具など、約1,200点以上の貴重な資料が展示されています。

特に芙蓉(ふよう)の木の皮の繊維で織られた世界に一枚しかない着物「ピーターナシ」は必見です。厳しい離島の環境下で、先人たちがどのように知恵を絞って生活していたかを知ることができ島の歴史を深く理解できます。

  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:毎週月曜日・火曜日、祝日、年末年始
  • 料金:入館無料

甑ミュージアム(下甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

2024年にリニューアルオープンした、恐竜や地質をテーマにした博物館です。甑島は日本でも有数の恐竜化石の産地として知られ、肉食恐竜や角竜類の化石が発見されています。

国内最古級の哺乳類化石や恐竜の骨格標本が展示されており、子どもから大人まで楽しめます。「大地の歴史」を視覚的に学べるほか、地元の方々と手作りで作り上げた温かみのある展示スタイルも魅力の一つです。

  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合は次の平日)、12月29日~1月3日
  • 料金
    ・大人:500円
    ・学生:300円
    ・小、中学生:250円
    ※土・日曜日及び祝日の場合、小・中・高校生は入館無料です。

前の平展望所(ナポレオン岩ビュースポット)(下甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

下甑島のシンボル「ナポレオン岩」を陸から最も美しく眺めることができるビュースポットです。高さ127mの奇岩が、横から見るとナポレオンの横顔にそっくりなことからその名がつきました。

正面にそびえるナポレオン岩の迫力はもちろん、振り返ると瀬々野浦(せせのうら)の穏やかな集落も見渡せ、島独特の「断崖と集落」のコントラストを楽しめます。夕刻には岩肌が赤く染まり、よりドラマチックな横顔を見せてくれます。

 

夏(6月〜8月)

カノコユリ自生地(全島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

甑島は「カノコユリの自生北限地」として知られ、夏になると島中の断崖や斜面に、ピンク色の美しい斑点模様があるカノコユリが咲き誇ります。厳しい海風に耐えながら、険しい岩場に力強く咲く姿は、甑島を象徴する光景です。

見頃は7月中旬から8月上旬。特に下甑島の西海岸沿いの道路をドライブしていると、崖に張り付くように咲く野生の姿を見ることができます。
可憐な見た目とは裏腹に厳しい自然の中で自生する生命力を感じられます。

手打海岸(下甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

下甑島の南端に位置し、約1.5kmにわたって緩やかな弧を描く白砂青松の美しい海岸です。驚くほどの透明度を誇り、南国情緒あふれる穏やかな時間が流れています。

波が穏やかなため、夏場はシュノーケリングや海水浴に最適です。
また海岸沿いには「手打の武家屋敷通り」が隣接しており、玉石垣の町並みを散策した後に、青い海を眺めながら一息つくルートが最高に贅沢です。

観光船かのこ(上甑島発)/断崖クルージング


出典元:鹿児島観光サイト

上甑島(中甑港)から出発し、高さ200mに達する巨大な断崖や奇岩が続く西海岸を間近で観察できるクルーズです。「ナポレオン岩」や「鶴の穴」、「鹿島断崖」など、陸からは決して見ることができない角度から絶景を楽しめます。

「甑島観光のハイライト」と言っても過言ではありません。8,000万年前の地層が剥き出しになった断崖を船で通り抜ける体験は、まるで恐竜時代にタイムスリップしたかのような迫力です。
揺れが心配な方は比較的穏やかな午前中の便がおすすめです。

西之浜海岸(上甑島)

出典元:薩摩川内観光物産ガイド

上甑島の里港からほど近い場所に広がる、白砂が美しい開放的な海岸です。粒子の細かい砂はさらさらとしており、手に付きにくく踏み込んでも沈みにくいのが特徴で長目の浜とはまた異なる魅力を楽しめます。

港からのアクセスも良く、船の待ち時間に気軽に散策できるのも嬉しいポイントです。冬は北西の季節風の影響で荒々しい表情を見せる一方、夏は穏やかな海が広がり夕方には美しい夕日を望める人気のスポットとなっています。

 

秋(9月〜11月)

帽子山展望所(中甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

中甑島のほぼ中央、帽子山の中腹に位置する絶景スポットです。
上甑町一帯や平良の町並み、さらに下甑島の山々までを一望できる開放的なロケーションが魅力です。

展望所には屋根付きの東屋が設けられており、強い日差しや風を避けながら椅子に座ってゆったりと景色を楽しむことができます。上甑島と下甑島を移動する際の中間地点付近にあるため、休憩を兼ねた立ち寄りスポットとしても最適です。
初夏には心地よい潮風が吹き抜け、島の自然を全身で感じられるひとときを過ごせます。

田之尻展望所(上甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

上甑島の北端に位置し、名勝である長目の浜の砂州を北側から一望できる展望スポットです。
南側の展望所とは異なる角度から景色を楽しめ、天候に恵まれれば本土や熊本県(水俣市・八代市)、雲仙岳、長崎市方面まで見渡すことができます。

観光客が比較的少なく、静かな環境の中でゆったりと絶景を満喫できる穴場でもあります。展望スペースにはスロープが整備されており、バリアフリーにも対応。さらに遊歩道を下っていくと、そのまま長目の浜へとアクセスすることも可能です。

鳥ノ巣山展望所(下甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

甑大橋を下甑島側(南側)から望む高台にあります。ここにはかつて灯台があり、現在は橋を一望できる広場として整備されています。

橋だけでなく、周囲に広がる荒々しい断崖絶壁と、天気が良ければ遠くの九州本土まで見渡せるパノラマが魅力です。初夏には周囲にカノコユリが咲き、絶景に彩りを添えてくれます。

木の口展望所(中甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

中甑島の高台に位置し、島から下甑島へと続く入り組んだ海岸線や甑大橋の入り口付近を一望できる展望スポットです。

標高が高く視界が大きく開けており、まるで「天空の展望所」と呼ぶにふさわしい開放感が魅力。島と島をつなぐ橋のスケールの大きさを実感できる絶好のロケーションです。展望スペースには無料で利用できる双眼鏡も設置されており、より細かな景色まで楽しむことができます。

八尻展望所(下甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

下甑島の中央部、切り立った崖の上に位置する展望スポットで西海岸に広がる険しい断崖を一望できるパノラマビューが魅力です。天候に恵まれた日には、遠く薩摩半島まで見渡すことができます。

足元から垂直に落ち込む断崖の景観は圧巻で、迫力ある自然の造形を間近に感じられます。また約8,000万年前の白亜紀に形成された地層がはっきりと確認でき、地球の歴史の雄大さを実感できるのも見どころのひとつです。
鹿島の山並みや中甑島、さらに海の向こうに広がる薩摩半島を望みながら、小鳥のさえずりに耳を傾ける、贅沢なひとときを過ごせます。

手打麓武家屋敷通り


出典元:鹿児島観光サイト

下甑島の南端・手打地区に位置する、歴史情緒あふれる町並みです。波に洗われて丸みを帯びた玉石を積み上げた「玉石垣」が約700mにわたって続き、独特の景観を形成しています。

この通りは薩摩藩独自の「外城(ふもと)」制度の面影を今に伝える貴重な場所でもあります。石垣の上には丁寧に手入れされた生垣が連なり、静けさと美しさが調和した、まるで時代を遡ったかのような雰囲気を味わえます。散策後はすぐ近くの海岸へ足を延ばし、青い海とのコントラストを楽しむのもおすすめです。

なお2019年には日本遺産「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群『麓』を歩く~」の構成資産として登録されています。

 

冬(12月〜2月)

瀬尾観音三滝(下甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

高さ55mの崖を三段にわたって流れ落ちる美しい滝です。一番上の段(一の滝)から三の滝までそれぞれ異なる表情を持っており、滝のすぐそばまで遊歩道が整備されています。

滝壺の近くには観音様が祀られており、非常に清らかな空気が漂うパワースポットです。周囲は深い緑に囲まれているため、夏でもひんやりと涼しくマイナスイオンを全身で浴びることができます。

滝の周辺は観音三滝公園として整備されており、休憩スペースや展望台、キャンプ場などの施設が充実しています。

里武家屋敷跡(上甑島)


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

上甑島の玄関口・里港からほど近い場所にあり、薩摩藩時代の「外城(ふもと)」の面影を色濃く残すエリアです。下甑の手打地区と同じく「玉石垣」が特徴ですが、こちらはより集落としてのまとまりを感じさせる静かな町並みです。

丸い石が積み上げられた石垣と手入れされた生垣が続く通りは、2019年『薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く~』の構成資産として登録されています。
港から徒歩圏内なので、船の待ち時間に歩くのもおすすめです。

釣掛埼灯台


出典元:鹿児島観光サイト

下甑島の最南端に佇む、白亜が美しい灯台です。明治29年に開設され、平成9年には点灯100周年を迎えました。東シナ海を航行する船の重要な目印となっており、周囲には180度以上に広がる水平線の絶景が広がります。

まさに“最果て”の雰囲気を味わえるスポットで、周囲に遮るものがなく視界いっぱいに青い海と空が広がる開放感が魅力です。
特に夕暮れ時には白い灯台がオレンジ色に染まり、ロマンチックな景色を楽しむことができます。

鹿の子大橋


出典元:鹿児島観光サイト

中甑島と平良島を繋ぐ、全長240mの美しいアーチ状の橋です。名前の由来はもちろん島のシンボルである「カノコユリ」からきています。

巨大な「甑大橋」に比べるとコンパクトですが、周囲のリアス式海岸の入り組んだ地形を間近に感じられるのが魅力です。
橋の上から覗き込む海は非常に透明度が高く、海底の岩まで見えることも。近くにある「鹿の子大橋展望所」からこの橋を見下ろすと、絶景です。

 

おすすめの宿泊施設&キャンプ場

HOTEL Areaone Koshiki Island(上甑島)


出典元:鹿児島観光サイト

HOTEL Areaone Koshiki Islandは里港から徒歩約1分という好立地にある、島内でも最大規模を誇る宿泊施設です。

離島でありながら都市部のホテルに近い充実した設備とサービスが整っており、観光はもちろんビジネス利用にも対応できる快適な環境が魅力です。館内には甑島で唯一の天然温泉を備えた大浴場や露天風呂があり、檜の香りに包まれながらサウナでゆったりとした時間を過ごせます。
客室はベッドでくつろげる洋室が中心で、シングル・ツイン・トリプルとタイプも豊富。Wi-Fiや清潔感のあるユニットバス、充実したアメニティも揃っており、安心して滞在できます。

「初めての甑島旅行で、設備の整ったホテルに泊まりたい」という方に特におすすめの宿です。

ホテルこしきしま親和館(下甑島)

ホテルこしきしま親和館は下甑島の中央部・鹿島地区に位置する、島を代表する老舗の観光ホテルです。

最大の魅力はなんといっても食事のクオリティ。甑島近海で獲れる甘みの強いタカエビをはじめ、「キビナゴの刺身」や「塩焼き」など、鮮度にこだわった海の幸を最も美味しい状態で味わうことができます。

客室は和室・洋室に加えバリアフリー対応の部屋も用意されており、幅広いニーズに対応。窓から港や海を望める部屋もあり、離島ならではのゆったりとした時間と開放感を楽しめます。

「美味しい料理を堪能しながら、甑島の自然をアクティブに満喫したい」という方におすすめの一軒です。

釣り民泊 西ノ浜


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

釣り民泊 西ノ浜は釣りの名所として知られる西ノ浜海岸のすぐそばにある、アットホームな一棟貸しの民泊施設です。

最大7名まで宿泊可能で、8畳1室・6畳2室に加えキッチンも備えられており、グループやファミリーでの利用にも適しています。敷地内には生け簀があり、釣った魚をチェックアウトまで活かしておくことが可能。さらに外には流し台や干物用の網も用意されているため、その場で調理したり一夜干しを作って味わったりと釣りならではの楽しみ方ができます。

施設の管理や受付は遊漁船「黒星」の船長が担当しており、釣りの予約や釣果情報などについても気軽に相談できるのが魅力です。

GUEST HOUSE ISIS


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

GUEST HOUSE ISIS(ゲストハウス・イシス)は下甑島の南端、手打海岸や武家屋敷通りで知られる手打地区に佇む、1日2組限定のプライベート感あふれる宿です。「ISIS-878」と「ISIS-773」という、コンセプトの異なる2棟で構成されています。

それぞれの棟は独立したスタイルを持ち、旅の目的や好みに合わせて選べるのが魅力。いずれも最大5名まで宿泊可能で家族やグループでの貸切利用にも適しています。1日2組限定のため、周囲を気にせず静かに過ごせるのも大きなポイントです。

各棟にはキッチン設備が整っており、近隣の商店で地元の魚や食材を購入して自分たちで調理を楽しむことも可能です。また2泊以上の滞在でお得になる連泊割引も用意されています。

niclass甑島


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

niclass甑島(ニクラス甑島)は上甑島に2020年にオープンした、里港から車で約3分の場所にある全4室のみの小規模なデザインホテルです。西の浜海岸の目の前という抜群のロケーションにあり、従来の旅館や民宿とは一線を画す、洗練されたプライベート空間が魅力です。

客室は島特有の潮風を取り込めるよう大きな窓を対面に配置し、夏には自然の風で涼を感じられる設計になっています。さらに露天風呂やハンモック、ピクニックセットなどが備えられており、テラスや浜辺でゆったりとした時間を楽しめる工夫が随所に施されています。

「ありきたりな宿ではなく、その土地の文化や雰囲気を感じられるおしゃれな宿に泊まりたい」という方におすすめの一軒です。

小さなホテルSHIMOKOSHIKI

小さなホテル SHIMOKOSHIKIは下甑島の最南端、風光明媚な手打地区に位置する、手打湾を望む自然豊かなロケーションに佇む小さなホテルです。女性デザイナーが手がけた空間は穏やかな海と静かな島の空気に調和し、ゆったりとしたひとときを過ごせます。

客室はビジネス利用や長期滞在にも対応できるよう多彩なタイプが用意されており、アメニティも充実。朝食・夕食のサービスも整っているほか、宿泊者は無料で利用できるレンタサイクルも備えられています。

「歴史ある手打の町並みをのんびり散策したい」という方に、特におすすめしたい魅力的な宿です。

戸ノ崎キャンプ処


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

戸ノ崎キャンプ処は甑島の玄関口である里町に位置する、利便性の高いキャンプ場です。

一般的な芝生や土のサイトとは異なり、ウッドデッキの上にテントを設営するスタイルが特徴。地面からの湿気や冷気を防げるほか雨天時でもテントが汚れにくく、平らで快適な寝心地を確保できます。

施設内にはクラブハウスがあり、トイレやシャワールーム、炊事棟などの設備も整っているため、初心者でも安心して利用できます。

里港周辺には商店もありますが品揃えは限られているため、こだわりの食材やキャンプ用品は本土(川内港や串木野港周辺)で事前に購入してから島へ渡るのがおすすめです。

瀬尾観音三滝公園キャンプ場


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

瀬尾観音三滝公園キャンプ場は下甑島の青瀬地区に位置する、滝のマイナスイオンに包まれた珍しいロケーションのキャンプ場です。島の西海岸に広がる険しい断崖とは対照的に、深い緑と清流に囲まれた癒やしのスポットとして人気を集めています。

サイトは芝生のフリーサイトが中心で公園として整備されているため、炊事棟やトイレなどの基本設備も充実。さらに8人用が2棟、5人用が1棟のバンガローも用意されており、幅広いスタイルでの宿泊に対応しています。

最大の魅力は何といっても瀬尾観音三滝のすぐそばに位置している点です。水辺の木陰にあるため、真夏でも比較的涼しく、まるで避暑地のような感覚で快適にキャンプを楽しむことができます。

 

甑島(こしきしま)での移動はレンタカー&レンタサイクルが必須

エリアワンレンタカー


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

エリアワンレンタカーはエリアワンエンタープライズ株式会社が運営するレンタカーサービスで、HOTEL Areaone Koshiki Islandと連携している点が特徴です。ホテル運営ならではの安心感と利便性の高さが魅力です。

レンタル車両には環境に配慮した電気軽自動車の日産サクラを採用。静かでスムーズな走行性能は、甑島の自然の中を快適にドライブするのに最適です。また満タン返しが不要で燃料代の負担がないため、レンタル料金のみで利用できる点も嬉しいポイントです。

さらにチャイルドシートやジュニアシートのオプションも用意されており、小さなお子様連れでも安心して利用できます。

とんぼろ

とんぼろは甑島の里町にあるレンタカーサービスを中心とした施設で、お土産の販売やジェルキャンドル作り体験、さらに島民向けの証明写真・肖像写真の撮影、遺影写真の作成など幅広いサービスを提供しています。

レンタカーの保有台数も豊富で観光やビジネス用途はもちろん、ルアー釣りに対応した車両も用意されています。さらに車椅子をそのまま乗せられる福祉車両も取り扱っており、車椅子利用者でも安心して移動が可能です。支払い方法も充実しており、クレジットカードに加えSuicaやPASMOなどの交通系IC、d払い・PayPayといったQR決済にも対応しています。

またこしきツアーズと連携した「レンタカー+船」のセットプランも用意されており、個別に手配する手間を省けるだけでなく、費用面でもお得になる場合があります。

○△□


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

○△□(まるさんかくしかく)は長浜港ターミナルの向かいに位置するレンタカー店で、フェリー乗り場から徒歩約30秒という抜群のアクセスが魅力です。

取り扱い車種は軽自動車・小型乗用車・ワゴン車(8人乗り)の3タイプがあり、用途に応じて選ぶことができます。

またGUEST HOUSE ISISや「宿屋○△□」に宿泊される方には、特別価格で利用できるサービスも用意されています。

橋口石油【バジェット・レンタカー】

橋口石油株式会社は上甑島の里地区にあるガソリンスタンドを運営する企業で、「バジェット・レンタカー 甑島SS店」も展開しています。

レンタカーは4名乗り・5名乗り・8名乗りと幅広い車種が揃っており、用途や人数に応じて選ぶことができます。WEB会員として予約すると10%OFFになるため、お得に利用できるのも嬉しいポイントです。さらに港への無料送迎サービスも行っています。

また全車に空気清浄機が完備されているほかUSBポートも2口搭載されており、ケーブルがあればスマートフォンやデジタルカメラの充電にも便利に利用できます。

KOSHIKI CYCLE


出典元:薩摩川内観光物産ガイド

甑島で人気の豆腐店、山下商店が提供しているレンタサイクルサービスです。

電動アシスト付きのE-bikeをはじめ、ロードバイクや子ども用自転車、幼児と一緒に乗れる二人乗り自転車など幅広いラインナップが揃っています。
料金は1時間400円〜、1日利用は1,500円〜と手頃で、FUJIYA HOSTELの宿泊者はさらにお得に利用できる特典もあります。

自転車で島内を巡れば、甑島ならではのゆったりとした時間の流れを感じながら美しい海や素朴な集落の風景をのんびり楽しむことができます。

 

甑島(こしきしま)のツアー旅行はある?

甑島(こしきしま)のツアー旅行はしっかりあります。
ただし沖縄などの観光地と違って、数は少なめ&期間限定や少人数型が多いのが特徴です。

ビッグホリデー

ビッグホリデーは昭和39年創業の老舗旅行会社で、長年にわたり培ってきた信頼と実績を強みに多彩な旅行商品を提供しています。

全国の交通機関やホテル・旅館と強固なパートナーシップを築いており、北海道から沖縄まで、幅広いエリアの格安ツアーが豊富に揃っているのが特徴です。特にANA(全日本空輸)の出資・代理店として強いパイプを持ち、ANA便を利用したツアーが充実。リーズナブルな価格帯でありながら、通常50%のANAマイルが積算される点も大きな魅力です。

さらにJRグループの委託販売店として全国発着のJR利用ツアーも多数取り扱っており、飛行機・鉄道のどちらを使った旅行でも選択肢が広がります。

 

クラブツーリズム

クラブツーリズムは近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT-CTホールディングスグループに属する旅行会社です。一般的な旅行会社が「どこへ行くか」といった行き先を軸に商品を展開するのに対し、クラブツーリズムは「何を体験するか」というテーマ性や、「誰と楽しむか」というコミュニティ性を重視したツアー企画を強みとしています。

取り扱うツアー数は非常に多く、国内旅行はもちろん海外旅行まで幅広く展開。なかでも手軽に参加できるバスツアーは高い人気を誇っています。シニア層や女性のひとり旅を想定したプランが豊富で、バスの座席配慮やトイレ休憩の回数、歩行距離の目安を事前に明示するなど安心して参加できる細やかな配慮が行き届いています。

またクラブツーリズムの添乗員はホスピタリティの高さでも定評があります。旅先での丁寧な解説やサポートに加え、参加者同士が自然と打ち解けられるような雰囲気づくりにも長けており、「人とのつながりも楽しめる旅」を提供している点が大きな魅力です。

 

じゃらん

じゃらんは国内最大級の宿泊予約サイトとして広く知られているサービスです。ホテルや旅館の予約はもちろん、遊び・体験、レンタカー、パッケージツアーまで幅広く取り扱っており、旅行に関するさまざまなニーズを一つのサイトでカバーできる点が大きな魅力です。

全国各地のホテル・旅館に加え、ペンションや貸別荘、さらには日帰り入浴施設まで掲載されており、宿泊スタイルや旅の目的に合わせて柔軟に選ぶことができます。なかでも特長的なのが割引クーポンの充実度です。「宿泊施設が独自に発行するクーポン」と「じゃらん公式のクーポン」を併用できる場合もあり、条件が合えば数千円から、場合によっては数万円単位でお得になることもあります。さらに宿泊予約だけでなく、観光地で楽しめるアクティビティや体験プログラムを事前に予約できるのも便利なポイントです。

また予約金額に応じてdポイント・Pontaポイント・リクルートポイントのいずれかが貯まるのも魅力のひとつです。貯まったポイントはローソンやマクドナルド、ホットペッパービューティーなど、日常生活のさまざまな場面で利用できるため、旅行後もお得感が続きます。

 

Yahoo!トラベル

Yahoo!トラベルは宿泊予約をはじめ、航空券や宿泊+航空券がセットになった「ヤフーパック」までまとめて手配できる国内向けの総合旅行予約サービスです。
操作のしやすさに加え、PayPayポイントをお得に活用できる点が大きな魅力で多くの旅行者に利用されています。

日本全国のホテル・旅館・ビジネスホテル・温泉宿など約1万7,000軒以上の宿泊施設を掲載しており、高級リゾートからリーズナブルな宿まで幅広い選択肢の中から目的や予算に合わせて探しやすいのが特長です。

なかでも注目したいのがPayPayポイントとの強力な連携です。予約時や宿泊後にポイントが貯まり、次回の旅行はもちろん日常の買い物にも利用できます。さらに貯まったポイントをその場で割引として使える「即時割引」に対応している点も便利です。

また公式サイトやアプリでは、GoGoセールをはじめとした定期的な割引キャンペーンや宿泊クーポンを実施しています。キャンペーン内容によっては宿泊料金が10〜20%以上割引になることもあり、タイミング次第で非常にお得に予約できます。

 

甑島(こしきしま)旅行で注意すること

甑島(こしきしま)は自然豊かで魅力あふれる離島ですが、本土とは環境が異なるため事前に知っておきたい注意点があります。
快適に旅行するためのポイントをわかりやすくまとめました。

注意点
  • 「移動手段」の確保は必須
  • 船の欠航リスクを考慮する
  • お店・飲食店の営業時間の確認
  • 自然の中での注意(服装とマナー)
  • 現金を用意しておく
  • スマートフォンの電波状況がよくない場合も

「移動手段」の確保は必須

甑島は上甑島から下甑島まで縦に長く、全長は約35kmにも及びます。

コミュニティバスは運行していますが、便数が限られ自由な観光には向かないためレンタカーの予約は必須です。島内の車両台数は非常に少ないため、宿や船のチケットを確保したら間を置かずにレンタカーも押さえましょう。

また釣りを目的に訪れる方は特に注意が必要です。多くのレンタカー会社では魚の臭いや汚れを防ぐため、「一般車両への釣り具の積載」を厳格に禁止しています。もし隠して積載し発覚した場合は高額な清掃費用を請求されるケースもあります。
釣りをするなら必ず「釣り専用車」を指定して予約し、事前にルールを確認することがトラブル回避の鉄則です。

船の欠航リスクを考慮する

離島である甑島へのアクセスは船のみです。
そのため天候や波の高さによる「欠航」のリスクは常に考慮しなければなりません。

特に台風シーズンや冬場の荒天時は注意が必要です。 ここで覚えておきたいのは「高速船」が欠航しても、より大型の「フェリー」は運航する場合があるという点です。高速船は波に弱いため欠航しやすいですが、フェリーは多少の時化(しけ)でも動くことがあります。
万が一予約していた船が欠航した際は、すぐに別の便やフェリーへの振り替えを検討しましょう。

またスケジュールを組む際は帰着日に重要な予定を入れないなど、1日程度の余裕を持たせておくと、万が一閉じ込められた際も落ち着いて対応できます。運航状況は当日朝に公式サイトで必ず確認しましょう。

お店・飲食店の営業時間の確認

島内には都会のような24時間営業のコンビニはなく、スーパーや個人商店も夜早くに閉まってしまいます。また飲食店もランチ営業のみだったり、不定休であったりすることが珍しくありません。
特に平日は開いている店が限られるため、昼食難民にならないよう事前に行きたい店の営業状況を確認し、必要であれば予約をしておくのが賢明です。夜の食事も宿で提供されるプランを選ぶのが最も確実ですが、外食を希望する場合は必ず事前に営業を確認しましょう。

飲み物や軽食、夜のおつまみなどは夕方の閉店時刻までに地元の商店で買い揃えておく必要があります。日曜や祝日はお休みになるお店も多いため、日曜を挟む行程の場合は特に注意が必要です。

自然の中での注意(服装とマナー)

甑島の魅力は圧倒的な断崖絶壁や手つかずの自然ですが、それゆえに足場の悪い場所も多く存在します。

展望所までの遊歩道や滝周辺は濡れて滑りやすかったり未舗装だったりするため、サンダルではなく履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズで訪れるのが安全です。 また過去に混同されがちだった点として、「甑島にハブは生息していない」という事実があります。隣の種子島などには生息していますが、甑島にはいないため過度な心配は不要です。
ただし毒を持つマムシは生息しているため、草むらに深く立ち入る際は注意が必要です。

またカノコユリなどの希少な植物を採取しない、ゴミは必ず持ち帰る、集落内ではスピードを落として運転するといった、島の自然と生活を守るための基本的なマナーを意識して過ごしましょう。

現金を用意しておく

最近は島内でもキャッシュレス決済を導入する店舗が増えてきていますが、依然として「現金のみ」というお店や施設は少なくありません。

特に小さな商店、個人経営の飲食店、キャンプ場、ガソリンスタンドなどではクレジットカードや電子マネーが使えないケースが多々あります。島内には郵便局のATMなどでお金を引き出す手段はありますが、営業時間が限られており場所も集落ごとに点在しているため、必要な時にすぐに見つからない可能性があります。

万が一の船の欠航に伴う延泊費用なども考慮し、本土を出発する前にあらかじめ余裕を持った金額の現金を手元に準備しておきましょう。現金があることで不意に立ち寄った魅力的な売店などでもスムーズにお買い物を楽しめます。

スマートフォンの電波状況がよくない場合も

甑島の集落内では概ね主要キャリアの電波が届きますが、一歩山間部の展望所や断崖沿いの道路へ入ると、急に電波が不安定になったり圏外になったりする場所があります。ナビゲーションをスマートフォンのアプリに頼り切っていると、目的地付近でルートが表示されなくなる恐れがあるため注意が必要です。

対策として事前にGoogleマップの「オフラインマップ」をダウンロードしておくか、紙の観光マップを併用することをおすすめします。また絶景に夢中になって写真をSNSにアップしようとしても、場所によっては送信に時間がかかることもあります。

連絡手段が制限される状況を想定し、単独行動をする際は事前に目的地や帰着予定時間を同行者に伝えておくなど安全への配慮を忘れないようにしましょう。

 

まとめ

甑島は手つかずの自然と美しい海、そしてゆったりと流れる時間を楽しめる特別な場所です。

訪れるシーズンによって景色や楽しみ方が変わるため、自分のスタイルに合わせた旅ができるのも大きな魅力。アクセスや事前準備に少し手間はかかりますが、その分たどり着いたときの感動は格別です。人混みを離れてリフレッシュしたい方や、非日常の景色に出会いたい方にはぴったりの旅先といえるでしょう。

今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ甑島への旅を計画してみてください。きっと心に残る忘れられない体験が待っています。

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